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今年一番天気のいい日・・・。 [旅紀行]

水墨画の話は、一旦お休みしてきょうは山旅の記事です。
登山ではなく山旅としたのは、
自身の足で登る山ではなく
文明の利器ゴンドラやリフトを利用しての紅葉を見る旅でしたから・・・。
行き先は、勝手知ったる白馬・八方尾根です。
ちょっと恥ずかしい事件も起きましたが楽しい旅でした。
よろしかったら続き欄をどうぞ!

2 パラグライダー乱舞.JPG

日本晴れの白馬八方尾根
                                                                              2016.10.18
先週の水曜日、朝顔鉢の整理をしながらラジオを聞いていたら、
「週末は、日本全国今年一番の天気になります」
とのニュースが飛び込んできた。

こんなチャンスを逃してはならない。海の誘いもあったが、山を選んだ。
 紅葉のシーズンゆえ、どこも混んでいるに違いない。

そこで選んだ先が過去何度も行っている白馬・八方尾根だ。
ここならば宿は多く空き部屋もあるはず。
鉄路やバスの座席確保も得やすい。
新宿から中央線経由の方が金額的には安いが、
自分は北陸新幹線で長野に出、特急バスで現地に向かうのが常だ。
今回もこのルートを選んだ。
白馬五竜バス停で下車し、
コスモスやシュウメイギクの花咲く川沿いの登り坂を1.6kmほど歩いてから
テレキャビン(ゴンドラ)で一気に標高1,515mのアルプス平に登る。
1 カモシカ.jpg
途中ゴンドラから下を見ると早くもカモシカ発見!
(ゴンドラの中からだったのでちょっとピンボケ)
3 白馬槍ケ岳、杓子岳.jpg
白馬槍ヶ岳(左)と杓子岳。手前は八方尾根。
展望台から見る白馬連峰の雄大さは見事だ。
左から五竜岳、白岳、唐松岳、白馬槍ケ岳、杓子岳、白馬岳、
小蓮華山、白馬乗鞍岳と標高2,436mから2,932mまでの山々が一望できる。 
今は秋、ここにある高山植物園の目玉・ヒマラヤの青いケシやコマクサの花は
もう無い。
直径5センチくらいのドでかい色あせたフジアザミの花が
重そうに頭を垂れていた。
3 フジアザミ.jpg
フジアザミ
4 地蔵池.jpg
ここにもよく出没するらしい。
もっともクマにとってはここがフィールド
6.jpg
 ナナカマドと黄葉のコントラストが美しい
紅葉は見ごろを少し過ぎているが、
ナナカマドの真赤な実が澄み切った空の青さをバックに一際映えていた。 
5.jpg
地蔵池

天空に舞うカラフルなパラグライダーが
樹木のない岩山に彩を添えている。
自分も天空から紅葉を見下ろしたくなって
装具店に入ったが店員がいない。
やむなく小遠見山トレッキングルートへむかった。
4.JPG
 乗りたかったパラグライダー
ここから五竜岳山頂へは大遠見山を経由して
片道5時間のコースであるが体力同様時間もないので、
小遠見山山頂で引き返す。
もと来た道を引き返し五竜バス停近くの山城駅から
白馬駅まではローカル線を利用した。
 宿には5時前に着く。
ここは少し古いが中国人や韓国人の団体観光客が来ないので
静かな穴場だ。きょうも泊り客は15人程度しかいない。
まず夕食前の一風呂を浴びに浴場に向かう。
脱衣場のロッカーに貴重品と部屋の鍵、メガネ、浴衣をいれ、
誰もいない湯船に浸った。
露天風呂にも人影はなく貸し切り状態。
明日はたしか十五夜だ
食後にもう一度入って月見でもしようかなと思いながら
1時間ほどここでゆったりと過ごす。
だが、気分爽快はここまでだった。

 
身体を拭き、着替えようとしたときだった。
ロッカーキーが無いことに気づく。
指に巻きつけていたはずの鍵がないのだ。
手首に巻くのが常だが、自分が選んだ5番のロッカーキーは、
ゴム紐がよじれていて輪が小さい。仕方なく親指に巻きつけていたのだが?
洗い場を見まわし、次に露天風呂を探したが見つからない。
とくに厄介だったのは露天風呂の底だった。
白と黒の玉石がぎっしり敷き詰められていたのだ。

鍵には白の丸いアクリル板が付いていたのだが

夕方なので薄暗く、しかも湧き出るお湯の波紋で底が見えない。

湯船の底を這うように30分ほど探したが見つからない。

この間なぜかだれも湯に入ってこない。

わたしひとりだ。

助けを求めようにも風呂場に電話がない。

隣接の女風呂に人の気配があるけれど

塀越しに顔を出して助けを求めたら

出歯亀と思われるに違いない。


 

このホテルの浴場は、フロント前のロビーを通り

それにつづくコンコースを通り抜けた奥にある。その距離50mはあろうか。

フロントに助けを求めるにはロビーでくつろぐ客の視線を

一身に浴びること必定。さあ、困った!

どうしようか思案の末、

行っちゃえ! 

フロントめがけて素っ裸で走った。

こんな時老人にはメリットがある。

ボケのふりをすればいいのだ。(ふりでなく本当にボケている)

◆◆SS河童爺鍵を求めて走る図  最終.jpg
河童爺、スペアキーを求めてフロントへ走る之図


案の定、何人かがお茶を飲んでくつろいでいた。

ご婦人がギャーと悲鳴を上げたので
こちらは微笑み返しで応える。

フロントのホテルマンもびっくりまなこで

「なにかお召し物を」と一旦事務所に消えたあと羽織を差し出した。

コトの次第を告げたが人手不足なのか

フロントマンは懐中電灯を出し

「スペアーキーはありませんので、これで探してみてください」とつれなく言う。

外気は7度前後と寒い。あっという間に体が冷えてしまった。

もういちど湯に浸かりなおしてから探そうと再び露天風呂に入った。
その時だった。

足の親指と第2指の間に板状のものが挟まった。

まったくの偶然だがそれがロッカーキーだった。

天がわたしに味方した夜。



  

2日目の朝も快晴だった。
1.jpg
朝焼けの白馬連峰
二日目の朝は、息子同伴の登山となった。
といってもきょう一日限りの息子である。
昨夜二度目の露天風呂で知り合った20代の
大阪から来た一人旅の青年である。
かれは前日大阪を発ち立山三山に登ってきた。
ゴンドラの乗り口まで8時発のバスで行くというので、
こちらはタクシーを予約してあるから乗って行かないかと誘ったのだ。
八方尾根は人人人の行列だった。
無理もないやっと晴れた週末だから・・・・。
こちらの体調具合が悪くなったらこの青年に荷物を頼んじゃおうかな? 
と内心思っていたが、歩き始めて10分も経たぬうち青年の足が
小刻みに痙攣していることに気づく。
訊けば「前日の疲れから」と分かった。
まだ登山を始めて3年目というので登山の基本を伝授しながらゆっくりと進む。
2.JPG
ゴンドラを降りると草紅葉が・・・。
3.JPG
午前8時、早朝と違った山並みの景観
5.JPG
刻々と変わる山容
6.JPG
紅葉はないが彩は最高
7.JPG
八方池から見る白馬連峰の絶景。白馬岳は右端。
8-1.JPG
池と別れて一路唐松岳山頂を目指す
8-2.JPG
高山なのにダテカンバの林を抜ける
トナカイに似ているダテカンバ
9.JPG
冬は6m以上の積雪があるため木々の枝も重みでくねっている。
八方池で青年と別れ唐松岳へと向かったが、
頂上山荘でNHKBSプレミアムドラマ「山女日記〜女たちは頂を目指して〜」の
収録をやっていたためと、
山荘は今日が最後の営業日とが重なったためか
あまりにも登山者多く、丸山ケルン(標高2,430m)手前で引き返す。
歩いた時間は往復4時間半。
自分の足で登った標高差は750mだけと軽かった。
なぜか持病の心臓は、終始規則正しく動いてくれた。
今回 ちょっと恥ずかしい思いもしたが、
山好きの息子?に出会えて、たのしい旅だった。
来夏は、この青年と伊吹山に登ることを約束する。
来年の楽しみが一つ増えた。
[サッカー]
 

タグ:登山
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コメント 20

侘び助

もう・・・笑いを堪えるの・・・大変~
はだかのかっぱさんが走る姿をイメージしました^^
キーが見つかりよかったですね@@~
by 侘び助 (2016-10-19 19:25) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

上手い具合に鍵が足の指に挟まりましたね。
しかし、笑い話になりますね。(失礼!)
八方池から見る白馬連峰の絶景・・・素晴らしいですね。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2016-10-19 19:49) 

green_blue_sky

あたふた事件、今はよき思い出(^_^;)
年末笑い話になりますね。
青空の中、お山は気持ちが良かったでしょうね。
風景が映えます。
by green_blue_sky (2016-10-19 20:26) 

mimimomo

こんばんは^^
ご苦労様でした(^0^
お天気最高! 山の峰峰が見えて素晴らしいこと!
いろんな思い出は恥ずかしいことも楽しいこともすべて良き思い出^^
by mimimomo (2016-10-19 21:20) 

ぽちの輔

ある意味、良い思い出ができたのでわ(爆)
by ぽちの輔 (2016-10-20 07:09) 

侘び助

私、暁烏さんの絵をしっかり見ないままカッパが浮かんで・・・
再度見直して@@~  同じだ^^^
by 侘び助 (2016-10-20 07:45) 

よしころん

ごめんなさい。 ちょっと笑わせていただきました^^
河童の絵も素敵(笑)
素晴らしい山の景色とともに忘れられない思い出となられたことでしょう。
by よしころん (2016-10-20 08:51) 

Jetstream

いい山登り日和、こんな日に歩くのは最高ですね。 !(^^)!
写真から清々しさが一杯感じられます。
ハプニングありますね! ロッカーキーは幸い紛失したことはありませんがポケットにきちんとつけないと落とすことがありますね。 
荷物をお願いしようとした青年、番狂わせですね。(笑)
唐松山荘はもう終わりですか、 ダメだー。。。
by Jetstream (2016-10-20 10:18) 

Chobi.H.YAOITA

なんと、微笑み返したんですね!(≧▽≦)
カギは怖いですねえ
ホテルの部屋をオートロックで締め出され
パジャマでフロントまで下りた友人がいたんですが
話の印象が全然違います
やっぱり人間笑顔が大事ですね!
by Chobi.H.YAOITA (2016-10-20 10:55) 

ぼんぼちぼちぼち

ちょっと恥ずかしい思いをされたとはいえ、鍵見つかってよかったでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-20 20:39) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

Chobi.H.YAOITAさん
微笑み返しをしたらネ、よけい大声で「ギヤ~!」でした。薄笑いがかえって不気味にみえたんじゃないかなあ。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2016-10-20 21:17) 

saia

暁烏 英さん、お久しぶりです!
ブログ再開しました(´▽`)
私はずーっと前に車山でパラグライダーに乗りました!
と言っても初心者向けの体験教室で、それほど高く飛んだわけではありませんが。笑
でもふわぁと体が浮いてとても気持ち良かったのをいまでも覚えています♪♪
今回の山旅では素敵な出会いがあったようですね!
来夏に息子さん(青年)と再会するのが楽しみですね\(^o^)/

by saia (2016-10-23 00:36) 

DANKAI_Gen

抜けるような青空をバックにした山々や紅葉は最高ですね。
最高といえば読みながら吹き出しそうになったフルチンでの全力疾走?
災難でしたね。
by DANKAI_Gen (2016-10-23 21:16) 

yamagara22

フジアザミ、紅葉が綺麗ですね。
by yamagara22 (2016-10-24 18:46) 

yoko-minato

偶然お風呂で一緒になった山好きの
青年と山歩きを共にして来年の約束まで
するなんて、なんて楽しいエピソードでしょう!!
そのきっかけは鍵紛失事件の話だったのは
言うまでもないですよね。
by yoko-minato (2016-10-25 05:55) 

Kiki

おはようございます。
白馬連峰の山々の絶景が素晴らしいです!
山好きの息子さんも来年の登山を
きっと楽しみにしている事でしょうね^^


by Kiki (2016-10-26 04:49) 

花好き人

マイブログに訪問、コメントありがとうございました
素敵な風景、カモシカのつののようなダケカンバの幹などなどいいですね
ロッカーキーのくだり、大変困られたことを面白く書かれて文章がうまいなぁ~
楽しく拝見しました
青年との伊吹山、楽しみですね~
by 花好き人 (2016-10-26 06:27) 

いろは

こんばんは^^
白馬はもう真っ白になって、素晴らしい姿ですね♪
紅葉も綺麗ですね。思い切って出掛けた甲斐がありましたね。
ロッカーキーの件、読んでいてハラハラドキドキしました(^^;
見つかって本当に良かったですね^^
by いろは (2016-10-26 22:59) 

暁烏 英(あけがらす ひで)

いろはさん
ここに写っている山は、白くて雪のように見えますが、これは雪ではありません。岩肌が白いのです。この時点では降雪前でした。
下の方に万年雪はほんの少しありましたが・・・・。
by 暁烏 英(あけがらす ひで) (2016-10-27 09:12) 

ken

展望台から見る白馬連峰が見事ですね。
大分以前に夏山を登ったことがありますが、
紅葉の季節の山も綺麗ですね。
行ってみたくなりました・・・(^。^)
by ken (2016-10-27 17:37) 

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